ツイッターで話題になってたらしい「語彙力のない小説 」というのを読んだら、めちゃくちゃ普通の日常なのに腹筋崩壊しそうなほど面白い上に、何故だか凄く読みやすくて続きがとても読みたくなりました笑
あんまり面白いからGWの日常シーンで真似してみたら、書く方も凄く書きやすくて面白かったです。そして何故か先輩’sが非常に素直で可愛く、やばい可愛い可愛すぎると萌えも倍増(*´Д`)ハァハァ
もうちょっとヒネりが欲しかったところですが、三十分くらいでガッと書いたものなので、ザッと読んでいただけたら、(∩´∀`)∩ワーイってなります。このように、普段まったく語彙力のない人が書いたものなので、割とリアリティはあるんじゃないかなと思います(;^ω^)
「語彙力のないGW二次小説」
朝がきてスズメが鳴いていた。
二段ベッドの上で起きたら忍がもう起きていて、ピョンってなってる前髪を一生懸命なおしていた。
寝癖ってなんか可愛いよなとか思いながら、これから学校行くので教科書とか筆箱とかいろいろカバンに入れてたら、忍が昨夜のうちに用意しとけとかオカンみたいなこと言ってきたから、うるせぇ朝飯行くぞって反抗期の中学生みたいなこと言ってみたらちょっとスッキリした。
食堂に行くと朝ごはんがあった。ご飯とわかめとネギの入ったみそ汁と、赤い色したコリコリした漬け物と焼いた鮭が並ぶ。朝からすごい美味い。美味すぎて足りなかったから、隣の後輩の赤い色したコリコリした漬け物もらった。後輩が怒った。
歩いて学校に着いた。
クラスが違うので、忍とは下駄箱でお別れだ。凄く辛くなった。なんで同じクラスじゃないんだろうって不思議に思った。
「また昼休みに」
忍がかなりの無表情で言った。会えるのてっきり放課後と思ってたから、なんかすげー嬉しかった。
俺は下駄箱で靴を履き替えてから、走ると木の板がバンバンってなる廊下を通って自分の教室に走った。
一時間目が数学で二時間目が体育で三時間目が音楽で四時間目の英語の授業がはじまった。
腹がグウグウ音を鳴らしたので、早く昼休みにならないかなって思ってたらいきなり先生に質問されて、うおってなった。
「I think Nagano is a good place.」
なんか長野がどうとか言ってた気がしたから適当に答えたらやっぱり合ってた。俺天才。天災。天才。na・ka・ta!na・ka・ta!na・ka・ta! ……じゃなくて、たぶん長野だからなんとなく聞いててなんとなく答えられただけで、他の県だったら答えられなかったような気がする。
たぶんもう指されることはないと思い、机の上に肘をついてその上に頭乗せて目をつぶって寝た。眠い気持ちが猛烈で、英語はもう子守唄にしか聴こえなかった。早く昼休みになって欲しい。俺の顔見たら、忍はなんて言うのだろうと考えてみた。たぶん無表情で立ってるだけなんだけど、想像したらもう天使にしか見えない。俺のスーパーエンジェルにしか見えない。スーパーエンジェルってなにってつまりスーパーセーラームーン的な超絶女神だ。
昼休みが訪れた。
授業が終わり、学食に歩いていく。光流がいると思うと色んなところがはずむ。今日もうどん食べてるのだろうか。そんな考え事をしながら俺は何を食べようと迷い、昨日は麺類だったから今日はご飯にしようと決めた。あと魚食べたい。魚食べないと良くないと親に聞いたから、今も魚は大好きだ。
「忍!」
ご飯とみそ汁と焼いた魚と色んな野菜煮たやつが乗ったお盆を持って、光流に呼ばれたからそこの席に座った。
光流はやっぱりうどんを食べていた。昨日も食べたのになんで飽きないんだろうと不思議に思ったが、うどんが好きなんだなと思った。昨日はきつねうどんだったが、今日は月見うどんだった。丸い黄身を見たらつぶしたくなる衝動にかられて横から箸でつっついたら、ぶはって変な声あげられた。食事中に食べてるものを吐き出すのは良くないと親に聞いたので、注意したらすごい怒られた。これからはもう黄身を潰したらいけないんだと心に了解した。
「先生、お腹が痛いんです」
保健室の丸い回るタイプの椅子に座りながらプリントに何か書いている保険医に、ややよろめきながら言ってみる。
「生理痛かな?」
いつもノリの良い保険医。ちょっと嬉しい。出来たらたまには新しいネタが欲しいなと思ったけど、オッサンだから仕方ない。
同じノリで返すのもう面倒くさくなり、白いスーツが白くて綺麗なベッドの上に寝転んだ。
しばらくしてからドアが開き、背の高い知らない生徒がコンコンとドアをノックしてから入ってきた。
思春期らしい悩みを保険医に相談している。これは俺が聞いて良い事実なのだろうか。でも聞くけど。
「実はその……なんていうか、俺のちんこがやばいんです」
「ほう。それは一大事だな。凄く大変なことだ」
それは凄く大変なことだと俺も思った。
「特に朝になると、ちんこがガッってなって、どうしようってなって。でも同室のやつには知られたくないし、まじどうしようかなって」
彼は本気で悩んでいるようだった。幸い俺は同室のやつになんとかしてもらえるが、普通そうはいかないから確かにすげー大変だと思う。感謝しなくちゃいけないなって今本気で思った。
「心配ない。しばらくすれば自然と治まる。ちんことはそういうものだ。おまえは病気なんかじゃない」
なんか凄い良い感じに言ってるけど、ちんこの話なんだって思ったらやっぱ保険医ってすげーって素直に思った。男にとって何が一番大事なのかを、保険医は知っているのだろう。もう尊敬するより他に手段は選ばなかった。
やっぱり俺のカウンセラーは彼しかいないと思い、背の高い生徒が出て行った後に俺も相談事を申し出た。
「俺も実はその……なんていうか、まあアンタ相手に遠まわしに言っても意味ないからハッキリ言うけど、まじちんこヤバい」
「うん、何とかしてもらえ」
どうやら悩みを聞く気ゼロらしい。
なんか腹立つと思っただがしかし、それしか方法はないような気がした。
寮に帰ってきた。帰る途中に犬に吠えられてうおってなったけれど、いつもの茶色い犬だから今日も可愛かった。
珍しく忍が先に帰っていた。二段ベッドの下で寝ていた。あまりにも天使すぎる寝顔をガン見していたら髄まで癒され、なんかしたい気持ちに襲われた。すべっすべの頬を指でツンってつついてみる。クンって言った。忍が小さくクンって言った。意味はわからないけれど、意味がわからないから逆に可愛すぎるのだろうと思った。
真面目に眠りの国のお姫様なのではないだろうかと疑っていた俺は、どうしてもしたくなってキスをしようと口を突き出した。
いきなり忍がぱちっと目を開いた。うおってなった俺は慌てて離れるが、ちんこは正直だった。
「ヤバいしたい」
俺の口も正直だった。俺の想いを凄い込めてそう言ったら、忍は凄くうおってなる冷たい目を俺に向けた。
どうやら俺にとって精一杯の愛情表現でも、忍にとっては動物園の猿みたいにしか見えなかったらしい。男の癖に微妙に男心が解っていない忍はやっぱり天使なんだと思った。この世に天使っていたんだと思いながら、聖なる天使を暗闇に堕落させる快楽……頼むからなんとなく解ってください。
「いや……っ」
いつか近所の中学生に見せてもらった薄い本の男キャラみたいな気持ち悪い声でも、忍なら許せるむしろ可愛いやばい愛してる。とにかく俺にとって忍はやっぱり翼の生えたエンジェルだと自覚し、俺の心は愛という名の欲望で肉棒がもはや限界だった。